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家庭介護はなぜつらいのか
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もともと日本には、介護問題は存在しませんでした。昭和30年代までは、50歳代はもう老人で、数日寝込んで、医者にもあまりかからないまま亡くなったのです。それが高度成長期になり、国民皆保険制度がはじまり、やがて老人医療費が無料になりました。病院は老人のたまり場になりました。おかげで、それまでなら10日でなくなられた人が、倒れてから10年も生きるようになったのです。それまでは自宅でなくなりましたが、今は、病院でなくなる時代になりました。この時、日本開闢以来はじめて「介護問題」が発生したのです。「在宅介護」など、そもそも存在しなかったのです。一人の高齢者の介護には、誰か一人の介護者の献身が必要です。つまり誰かが自分の大部分の時間をささげる必要があるのです。実に大変です。 |
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